前回の
『農夫が観た映画〜タイタニック編〜 』 からいつのまにやら4カ月近い月日が流れましたが、
実はまだ続いていたこのシリーズ。
今回は、
『シティ・オブ・エンジェル』 編。
「タイタニック」みたいに有名な作品じゃないので簡単に内容を説明すると、
天使(男)が人間の女性に恋をした。
だが人間からは天使の姿が見えない。
彼女と結ばれる為には天使としての永遠の命を捨てて人間になるしかない。
というストーリーで
要は、あなたは愛する人の為に全てを捨てられますか?的なよくあるっちゃよくある映画。
この映画、結論から申しますと、私以外に観た知人(2名)に聞いたところ、全体的に不評で、
「え〜?どこが良かったの〜?」
とか仰られますが、私の中では大好きな映画のひとつです。
で、当時16才の私は行ったわけですよ。今は亡き高知松竹に一人で!
で、上映時間まで時間があったから1階のミスタード−ナツで豚まんとブラックコーヒーでもって時間潰しましたよ。
店員の女が中学の時の同級生だと気付いたけど普通に無視しましたよ。
だって恥ずかしいでしょうが!10代の男が一人で
ミスドですよ!10代にして完全に病んでるんだとしか見えませんよ!
やがて上映時間がミスドを後にした私は、今でも覚えてるマンション用かと見紛うような小さなエレベーターで上階に上がり、
受付のお姉さんに、
「うわ!コイツ一人かよ!キモッ!」
とか思われたんじゃないかという被害妄想に陥りながらも館内に足を踏み入れた。
どうでもいい話なんですが、たぶんこの時 「はちみつレモン」 を持ってたと思います。
当時の私の中では、「松竹で映画見る時 = はちみつレモン」 という図式が出来上がってました。(←ナゼ
そしていよいよ 『シティ・オブ・エンジェル』 の上映が始まる。
開始から最初の1時間ぐらいは平然と観ていた私。
だが、いろんな意味でのクライマックスは後半の1時間だった!
ニコラス・ケイジ演じる主人公のセスが人間になる為にビルから飛び降りるシーンがあるんですが、
そのシーンで、まるでヒロインのメグ・ライアンの為に自分が飛び降りるような気分になっちゃった私はそこからラストまで、
号泣。以下、竜一の心の声。「君の為だったら何でも出来るんだよ。
この永年の命を失うことさえ怖くないんだ!」 (←いや、あんた天使じゃないから
心の中でそう思いながら号泣する私。
涙が溢れて、止まらない。
「メグ〜、(泣 メグ〜、(泣 一生幸せにするよ。(泣」 (←メグはあんたの手に負えないから
その時、突然ライトがカッと点いた。
上映が終わったのである。
いかん!そう思った私はトイレへ駆け込む。
駆け込み寺ならぬ、駆け込みトイレである。
トイレに駆け込むと、鏡に目をやる。
案の定、目が真っ赤っか。
サルのお尻といい勝負。
俺の目はサルのケツか。
サルのケツをジャブジャブ手洗い所の水で洗ってはみたものの、まだケツ・・・いや、目が赤い。
でもこれがその日ラストの上映だった為に映画館が閉まってしまうということで、仕方なく赤いままで外に出た。
外に出た瞬間に女子トイレから出てきた20代後半ぐらいの女性と鉢合わせ。
「この人・・・目が真っ赤・・・・・。 もしかして・・・・・この程度で泣いてるの?」
という眼で見られる。
泣いてますが、何か問題でも?そんなことよく覚えてるなと思われるかもしれませんが、
あれから9年経った今でもあの時、まるで天然記念物を見るような眼で見られたことはハッキリと覚えてます。
たぶんその女性にしてみれば、
「トイレからサルのケツみたいな顔した男が出てきた事件」
として記憶されてるに違いありません。

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「お帰りなさいませ、ご主人さま♪」 と言わんばかりに晒します。