「シシトウの味」 というタイトルで書いた
前回の記事。
今回はこれをもうちょっと掘り下げてみたいと思います。
そもそもシシトウに限らず、野菜の味というのは魚と同じで採ったその瞬間が一番美味しい。
で、時間が経てば経つほど、どんどん鮮度が落ちて美味しくなくなってくる。
そして鮮度が落ち切ったら腐りますわな、これ。
農家サイドが自分の作った野菜を食べてくれる消費者に、出来るだけ美味しい状態で食べてもらおうとすると、
「いかに鮮度を落とさずにお口の中に入れてもらえるか」
ということになってくると思うんですよね。
畑で収穫してからスーパーに並ぶまでの時間は、農協経由の野菜だと大抵3日はかかると言われています。
畑で収穫された野菜は、パックや袋におじちゃんおばちゃんが詰めて各地の市場に運搬して市場で仲買人に捌かれて
さらにスーパーに運搬されてパートのオバちゃんが野菜売り場に並べるまでのこの間に、
野菜の鮮度はグングン落ち、私のシシトウもすっかり萎びて別物になっちゃって・・・・・。
では、いかんのですよ!
宮崎をどげんかせんといかんのですよ!出来るだけ美味しい状態で食べてもらいたい。
出来るだけ鮮度を落としたくない。
誰も味のことなんかに着目しないシシトウという野菜を作っているからこそ、
美味しいシシトウを食べてシシトウの味を体感もらいたい。
そういう思いから、
「鮮度を落とすな」 これが最近の私のテーマになってまして、
鮮度を落とす要因になってくる、「朝露」 「高温」 「直射日光」 「雨」
これらを上手く処理することで鮮度を保ちたい。
高温は案外大丈夫なんですが、やはり直射日光はマズイ。
夏場の直射日光の下でシシトウを干すと1時間で唐辛子のように実が赤く変色します。
だから収穫した実が入ったカゴをシシトウの樹の影に隠しながら採って、カゴが一杯になったらコンテナがあるテントの下まで早足でダッシュ。
宅配ピザ屋のみならず、シシトウ農家もスピードが問われる時代なんです!(笑
朝露や雨で濡れた実は、扇風機(強風)で素早く乾かします。
この時、弱い風でチンタラ乾かしたらダメです。
農〇は、「荒風にあてるな」 と言うんですが、弱風で時間をかけて乾かしたら
長時間風にあてることになって余計に萎びます。
それより強風で短時間でサッと乾かした方が萎びません。
〇協は 「自然乾燥しろ」 とも言うんですが、そんなことしてたら湿度が高い日は翌朝までかかっても乾きません。
ちょっと天化の農〇に噛み付きましたが、〇協よりも農家の方が現実を知ってます。(苦笑
そうやって農家が採ったシシトウは今度は農協(JA)に行ってそこからパック詰めしてくれる、おっちゃんおばちゃんの所に搬送されます。
パック詰めしてもらったシシトウは、今度はデッカイトラックで市場へ行ってスーパー等の小売店へ行くわけですが、
この間、シシトウを取り巻く温度は、ずっと常温なわけですよ。
スーパーで野菜売り場の冷蔵庫に入れてもらえればまだしも、
一部のスーパーとか普通の八百屋さんとかでは冷蔵庫にさえも入れてもらえません。
要するにずっと常温。
畑からあなたのお宅に届くまでずっと常温。
下手したら畑からあなたのお宅に届くまで、延べ一週間とか、ずっと常温。
デンジャラス。こりゃね、シシトウが萎びてたとかってクレームが来るはずですよ。
萎びない方がおかしいですよ!
出来ればクール宅急便の如く保冷車で運搬して、市場でも保冷庫に入れてくれ!
って言いたいぐらいなんですが、それはどう考えても無理でしょうね・・・・・。
そんなことしてたら高級シシトウになっちゃうな。 ̄▽ ̄;)
だからこそ、せめて畑の時点での鮮度を出来るだけ落としたくない。
採った瞬間の鮮度を10としたら、せめて9ぐらいまでしか落としたくない。
出来るだけ畑で採った瞬間の味で食べてもらいたい。その思いこそが今日の私のモチベーションを支えているわけなのです!
ほら、こんなこと書くと竜ちゃんがカッコよく思えてくるでしょう?(爆
スーパーの野菜売り場に並んでると全部同じに見える農協経由の野菜達。
そのひとつひとつに農家のこだわりと思いが詰まっている。

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〜9日のシシトウ収穫日記〜量 → 2箱半。(葵・1箱、新・1箱半) ※私用により2日連続採り。
品質 → タバコガの加害果がまだ多い。
〜11日のシシトウ収穫日記〜量 → 5箱半。(葵・3箱半、新・2箱)
品質 → タバコガの加害果がまだ多い。