今日は当ブログにしては珍しい社会性に富んだタイムリーなお話で、
中国製の冷凍餃子に毒物が混入していたという騒動について。
今日になってメディアは一斉に、冷凍餃子のパッケージに小さな穴が開いていたという報道をした。
ということは、工場での製造段階、もしくは、日本に輸入されてからの段階で、
何者かが故意にパッケージに穴を開けて毒物を混入したということになる。
が、
昨日の段階の報道では、明らかにメディアは餃子に使われている野菜に農薬が残留していたのではないかと疑っていた。
私が見た某テレビ局のニュース番組では、問題の冷凍餃子の中身をわざわざピンセットで取り出して、
「このわずか数グラムの野菜に使われている農薬が原因だったのか。」
というような報道をしていた。
そして、中国の農家が野菜に農薬を散布している映像を流し、
「これが中国の農家の恐るべき実態だ!」
と言わんばかりに猛アピール。
農薬を散布している映像を見せられて気持ちが良いと思う人はいない。
そこを巧みに突いたテレビ局の華麗なる映像テクニック。
メディアは中国を悪者にしたくて仕方ないようだった。
が、
私は思った。
残留農薬が原因なのか?いや、
そんなわけない。だってね、農薬っていうのは、食べる時に水で洗うだけでも数十%も落ちるわけですよ。
ましてや、今回の餃子は冷凍でしょ?
以下は私の個人的な考察。
中国の畑で採れたキャベツやニラなどの冷凍餃子に具になる野菜は冷凍餃子を作る工場に運ばれる。
そして冷凍餃子を作る過程で、いくら何でも土を落とす為に水洗いぐらいはするハズだ。
まずそれで数十パーセントの農薬が落ちる。
で、次に野菜を細かく刻んで皮に包む作業が必要になってくる。
機械でやっているのか人の手でやっているのかは知らないけど、
機械や人の手に接触している間に、またいくらかの農薬が落ちるハズだ。
そんな風に、加工する段階で野菜に付いた農薬は自然に落とされる。
何パーセント落ちたのかは分からないが、おそらく濃度は半分以下にまで落ちている。
生の野菜を洗わずにムシャムシャ食べるならともかく、
幾重にも加工された冷凍餃子の具の野菜に付いた残留農薬が原因で、人が中毒症状を訴えて病院へ運ばれるなんてこと、
ありえない。
もし、それでも食べた瞬間に人間が異常を訴えるほどのキツい農薬だったとする。
それをニラやキャベツのような、いかにも農薬に弱そうな野菜にかけると、
おそらく薬害を生じ、ヘタすると野菜が逝く。
消えてしまった昨日の記事に書いた私の主張。
それは、
「残留農薬が原因だという可能性は極めて薄いのではないか。」ということだった。
たぶん他の農業者も同じことを思ったと思う。
そのくらい、農業をやっている人なら誰でも分かる、
「ありえない話」 だった。
なのに、あからさまに残留農薬の可能性を疑う昨日のメディアの報道。
これは異様と言うしかなく、ただのバ○なのか、
裏で何かの陰謀が働いてるんじゃないかと思っちゃったよ。(苦笑
真剣な表情で残留農薬の可能性を主張するニュースキャスターを見て、噴き出しそうだった。
死者からのメッセージと称してデタラメなことを真剣な表情で言うインチキ霊能力者と同じレベルだな。 ̄▽ ̄;)
テレビ局も霊能力者も、事前のリサーチが大事。 (←そんなブラックジョークはやめろ俺!
が、しかし、
そのテレビ局の報道では、中国の農家にインタビューして、
今回検出された、中国でも禁止されているハズの 「メタミドホス」 が、今も確かに中国で使われているという事実も伝えており、
インタビューに答えた中国の農家は、
「メタミドホスが禁止されていたとは知らなかった。」
と話している。
それが本当なら、中国政府が各農家への徹底を図れていないということであり、
中国側も見直さなければならない部分があるだろう。
でも今回の原因を残留農薬に決め付けたような報道は明らかに行き過ぎたもので、
亀田に謝罪しろと迫ったように、日本のメディアは中国の農家に謝罪しろと言いたいね。
中国の農家は日本の農家である私にとって商売敵だが、今回の報道のされ方には同情する。
つか、最近のメディアの報道のあり方は、今回のことに限らず、異常だと思う。
数字が獲れると思ったら、スーパースターのように持ち上げてた亀田もフルボッコだもんね。
マスコミってこぇ〜。
今頃、亀田親子も亀田のアラレを食べながらそう思っていることだろう。(←そんなオチいらんわ!

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